日本代表

2017年03月20日

「ライバルを力にする」 適切な競争能力をつける!

『ライバル』の存在は、スポーツ選手の成長に大きく関わります。世界で戦うトップアスリートのライバル関係は、互いを高め合うポジティブな関係が多く見られます。例えば、フィギュアスケートのキムヨナ選手と浅田選手、羽生選手とチェン選手、競泳の萩野選手と瀬戸選手、最近では、そしてスキージャンプの高梨選手と伊藤選手が挙げられます。  ライバルの存在がいないと圧倒的な戦績で勝ち続けるチャンピオンは、何を目指すべき

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2016年09月07日

ピーク・パフォーマンスを導くための3つの要素

ロシアW杯の最終予選の初戦、日本代表はUAEに1-2と敗れました。オリンピック代表も初戦ナイジェリア戦を落とし、このところ各世代のサッカー日本代表は重要な大会でいいスタートが切れていません。  『こういった相手に、戦い方どうこうももちろんありますが、それ以前に根本的な気合みたいな、根性みたいな…。危ないところで1歩足を出してつぶすとか、そんな負けず嫌いみたいなものが、90分の中の大事な場面で求めら

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2016年08月22日

アフター・ザ・ゲーム:勝敗のとらえ方

レスリングの吉田沙保里選手のリオオリンピックが終わりました。その結果は銀メダルでした。試合後のインタビューで号泣しながら、「たくさんの方に応援していただいたのに、銀メダルで終わってしまって申し訳ないです」とコメントしました。しかし吉田選手は五輪3連覇をし、日本チームの主将としての役割もしっかりとこなす、間違いなく『最強のアスリート』であると言えるでしょう。 オリンピックは結果が出て高揚感で一杯の選

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2016年08月18日

チームに何が足りなかったのか?:この夏のまさかの敗戦をスポーツ心理学の視点で検証

東邦対八戸学院光星の大逆転劇、サッカーオリンピック代表のナイジェリア戦でのまさかの守備の崩壊、何が選手たちに起きてしまったのでしょうか。 スポーツ心理学の視点で探ってみたいと思います。 光星は一時は7点差をつけ、9回の攻撃を残して4点差、圧倒的に有利な状況でした。最終回に東邦の先頭打者が出塁します。 「先頭を出して動揺してしまった」(光星:桜井投手)これだけなら、他の試合でもあったかもしれません。

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2016年07月02日

スポーツ心理学からみるラグビー日本代表/五郎丸歩選手のルーティーン

ルーティーンとは?  ラグビー日本代表の活躍で五郎丸選手の蹴る前の一連の動作が話題となり、「ルーティン」という言葉がよく使われていますね。このルーティーンの導入によって五郎丸選手はキックの成功率をあげたといわれていますが、スポーツ心理学的に見ると、ルーティンはつまるところ『意識をコントロール』するための技術です。試合中の選手は『これを入れなくては・・・(負けてしまう)』とか『ミスったら・・・(自分

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2016年06月16日

“奇跡の優勝”に見る組織作り――スタイル確立でチームを変える

サッカーのイングランド・プレミアリーグで、日本代表の岡崎慎司選手が所属するレスター・シティが頂点に輝きましたね。これは“奇跡の優勝”なんて呼ばれていて、資金力も選手自身の実力もプレミアのトップで戦うチームには到底及ばないレスターが優勝したということは、それくらい驚くべきことでした。 なぜそんなレスターが優勝できたのか。その理由を考えていきたいと思います。  このチームを率いたのはクラウディオ・ラニ

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2016年05月09日

【メディア】産経新聞 コメント掲載

産経新聞の記事において、競泳の代表をめぐる戦いについてコメントを掲載していただきました。

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2015年07月13日

ジュニア選手の心を鍛える(読売新聞記事)

ライフスキルの重要性を慶應大学と読売新聞が共催する市民講座で、ライフスキルの重要性に関する講演を行ってきました。以下記事全文です。-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ジュニア選手の心鍛える

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2014年07月20日

阿久津貴史選手 パワーリフティング105kg級 現日本チャンピオン&日本記録保持者 コメント

 パーソナルトレーニングをおこなっているパワーリフティング105kg級 現日本チャンピオン&日本記録保持者の阿久津貴史選手からコメントをいただきました。ーーーーー 今までもメンタルトレーニングはいろいろしてきました。 目標を紙に書いて毎日見るというようなレベルから五感全てを使ったビジュアライゼーションに感情を埋め込む作業、RAS、自己報酬神経群など脳機能の利用など。  全てためになりました

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2014年04月21日

浅田真央選手のソチ五輪(後編 )

浅田真央選手。 自分のスケートへの思いを表現できての最後の笑顔。本当に美しい表情で、もらい泣きした人も多かったのだろうと思います。  SPで大きく後れを取り、『悔しさもあったんですけど、それよりは終わった後は言葉にならなくて、今まで何やってきたんだろうなと思いました』と浅田選手。当日になっても『朝の練習は全く体が動かなくて大丈夫かなと。そういう思いになっていたのが、すごく自分でも心配でした』という

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2014年04月20日

浅田真央選手のソチ五輪(前編)

浅田真央選手がソチ五輪、ショートプログラムで16位と出遅れてしまいました。彼女が背負っているものが大きすぎて、可哀想にも思えてならないのですが、自分自身の納得出来る演技を見せてくれたらと切に願うばかりです。 Embed from Getty Images  「アルメニアに入ってからは、毎日完璧に滑りたいという気持ちが強かった。でもそれが出来ずにすごく焦っていました」  アスリートは大舞台で、特にプ

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2014年04月16日

羽生結弦選手の金メダル

男子フィギュアスケート、羽生選手の金メダル 本当に日本に元気を与えてくれましたね。 そんな羽生結弦選手のメンタルの強さに、高橋大輔選手も脱帽しているという記事もありました。 Embed from Getty Images 応用スポーツ心理の観点から、羽生選手とNYヤンキースに移籍した田中将大投手には共通点があるように思っています。 それは二人とも「ダブルゴール」を上手に使える点です。 『演技が終わ

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