オリンピック/パラリンピック

2016年08月18日

チームに何が足りなかったのか?:この夏のまさかの敗戦をスポーツ心理学の視点で検証

東邦対八戸学院光星の大逆転劇、サッカーオリンピック代表のナイジェリア戦でのまさかの守備の崩壊、何が選手たちに起きてしまったのでしょうか。 スポーツ心理学の視点で探ってみたいと思います。 光星は一時は7点差をつけ、9回の攻撃を残して4点差、圧倒的に有利な状況でした。最終回に東邦の先頭打者が出塁します。 「先頭を出して動揺してしまった」(光星:桜井投手)これだけなら、他の試合でもあったかもしれません。

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2016年08月15日

アメリカにおけるスポーツ心理学とオリンピック 1

アメリカでスポーツ心理学がいかにオリンピックに関係しているかをご存知でしょうか。今回はその一端をご紹介します。  USOC(アメリカ五輪委員会)ではアトランタ、長野五輪において、心理的要因がいかにアスリートのパフォーマンスに影響を及ぼしたかをグールド博士などのリサーチもとにして、報告書を作成しました。 その研究をベースに『Achieving the Dream: Performing Your B

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2016年08月13日

リオ五輪、体操・水泳の好成績を生んだ 個人競技における“チーム力”

リオ五輪の前半戦でよい結果を出し存在感を示しているのが体操、水泳です。この両者には共通した点があります。『チーム力』を大切にしているのです。どちらも個人競技ですが、どうして『チーム力』を意識しているのでしょうか? アメリカでは2002年に44人のアトランタ五輪コーチ、19人の長野五輪コーチを対象として「何がオリンピックアスリートのパフォーマンスに影響したのか?」をリサーチしています。この中で選手が

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2016年07月02日

スポーツ心理学からみるラグビー日本代表/五郎丸歩選手のルーティーン

ルーティーンとは?  ラグビー日本代表の活躍で五郎丸選手の蹴る前の一連の動作が話題となり、「ルーティン」という言葉がよく使われていますね。このルーティーンの導入によって五郎丸選手はキックの成功率をあげたといわれていますが、スポーツ心理学的に見ると、ルーティンはつまるところ『意識をコントロール』するための技術です。試合中の選手は『これを入れなくては・・・(負けてしまう)』とか『ミスったら・・・(自分

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2016年05月09日

【メディア】産経新聞 コメント掲載

産経新聞の記事において、競泳の代表をめぐる戦いについてコメントを掲載していただきました。

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2015年07月13日

ジュニア選手の心を鍛える(読売新聞記事)

ライフスキルの重要性を慶應大学と読売新聞が共催する市民講座で、ライフスキルの重要性に関する講演を行ってきました。以下記事全文です。-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ジュニア選手の心鍛える

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2015年05月01日

【ご案内】東京五輪を考える・ジュニアアスリートの育成講座

2015年7月18日(土)14時から慶應義塾大学・読売新聞市民講座で「2020に向け今考えたいジュニアアスリートのメンタルトレーニング」をテーマに講演を行います。■日程 :2015/07/18(土) 14:00~15:30 (受付開始13:00)■テーマ:「2020に向け今考えたいジュニアアスリートのメンタルトレーニング」■内容 :ジュニアアスリートに必要な「ライフスキル」について、その重要性やト

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2014年05月04日

産経新聞 スポーツ茶論(サロン)

産経新聞朝刊 スポーツ茶論(2014.4.8)サロンに布施の『スポーツの力をビジネスに活かす』取り組みが紹介されました。以下記事の一部です。ーーーーー  2020年東京五輪・パラリンピックの準備が始まった。最大の課題は「大会の成功」だが、本当の目標は「スポーツの力」をどこまで高め、日本社会の新たな発展につなげていくかにあるような気がしている。  それを考えさせられる二つの動きを検分する機会があった

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2014年04月21日

浅田真央選手のソチ五輪(後編 )

浅田真央選手。 自分のスケートへの思いを表現できての最後の笑顔。本当に美しい表情で、もらい泣きした人も多かったのだろうと思います。  SPで大きく後れを取り、『悔しさもあったんですけど、それよりは終わった後は言葉にならなくて、今まで何やってきたんだろうなと思いました』と浅田選手。当日になっても『朝の練習は全く体が動かなくて大丈夫かなと。そういう思いになっていたのが、すごく自分でも心配でした』という

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2014年04月20日

浅田真央選手のソチ五輪(前編)

浅田真央選手がソチ五輪、ショートプログラムで16位と出遅れてしまいました。彼女が背負っているものが大きすぎて、可哀想にも思えてならないのですが、自分自身の納得出来る演技を見せてくれたらと切に願うばかりです。 Embed from Getty Images  「アルメニアに入ってからは、毎日完璧に滑りたいという気持ちが強かった。でもそれが出来ずにすごく焦っていました」  アスリートは大舞台で、特にプ

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2014年04月16日

羽生結弦選手の金メダル

男子フィギュアスケート、羽生選手の金メダル 本当に日本に元気を与えてくれましたね。 そんな羽生結弦選手のメンタルの強さに、高橋大輔選手も脱帽しているという記事もありました。 Embed from Getty Images 応用スポーツ心理の観点から、羽生選手とNYヤンキースに移籍した田中将大投手には共通点があるように思っています。 それは二人とも「ダブルゴール」を上手に使える点です。 『演技が終わ

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2014年04月14日

高梨沙羅選手のソチ五輪

高梨選手がソチ五輪でメダルを逃してしまいました。  「支えてくださった方々に感謝を伝えるためにここに来たので、そこでいい結果を出せなかったことは残念です。自分の思い通りに飛べなかったということは、自分のメンタルの弱さだと思う。」  彼女は、必ず次のオリンピックにはもっと強くなれる資質を持った選手であることは間違いありません。  この敗戦で、イチロー選手の言葉を思い出しました。「誰かの『ために』やろ

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