ラグビー日本代表に学ぶレジリエンス力

新型コロナウイルスへの感染が心配される状況下で、スポーツ選手も今まで経験したことのない課題に直面しています。これまでになかった状況で不安やストレスを抱えている選手も多いのではないでしょうか。 このような状況下で上手く適応し始めている選手となかなか難しい選手の両者が存在しています。このストレスに対する個人差の一つの要因が「レジリエンス力」です。


 レジリエンス力は日本語で、「回復力」「逆境力」などと表現されています。レジリエンス力はいつも強くあるということではなく、ストレスがかかっても竹のようにしなやかに対処できる能力です。APA(アメリカ心理学会)の常任理事でもあったニューマン博士はこの能力は多くの人が持っていて学習や体験を通じて伸ばすことが可能だとしています。


 今回はレジリエンス力を大きくするために、特に重要な3つのキーポイント「繋がり」「変化に柔軟」「大きな視点を持つ」について、昨年W杯で大活躍したラグビー日本代表の選手達の事例をまじえて解説します。

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